2021-08-18
「プロセスエコノミー」!
アマゾンで最近ベストセラーになっている本
「プロセスエコノミー」 あなたの物語が価値になる
完成までの過程に価値を見出す「プロセスエコノミー」にときめいています。
これって昔からあって、TVの中の世界に限られていたような気がしますが、改めて言語化された古川健介さん、それを本にされた尾原 和啓さん、お二方素晴らしすぎます。
個人がメディアを持てるようになり、風の時代といわれる今、この価値観はもっと広まるに違いないと確信しています。
詳しくは本を読んでいただけると良いと思うのですが、
作品を作る職人さんの制作過程のライブ配信は好きな人にはウケると思うし、それで一定数のファンがついてくれたら、万人にアピールせずとも、その業界でトップをとらなくても、幸せエネルギーが循環するようになる。
と考えると、多くの人に可能性がもっともっと見えてくる。
業界トップに入ることはないけれど、、
こつこつと努力し、素晴らしいお仕事をしている人たちをたくさん見てきただけに、これは本当に嬉しいことです。
ちなみに、これは職人さんじゃなくても、
完成・結果までの過程を魅せることで、その想いに共感した人がファンになり、結果としてお客様になってくださると思うのです。
それは、働く人の現場を撮り続けてきたからこそ実感できるんです。
これまで100種類以上の職業の人たちを撮ってきて、現場ではいろんな想いを持ってお仕事している人たちがいることを知っています。
100人いたら、そこには100通りのストーリーや想いがあります。
その過程を経てできた結果がそのサービス・商品としたら、、
それが提供されるまでの過程に光をあてることができたら、、
もっと幸せが広がって笑顔が広がるに違いない、なんて思う私です。
プロセスエコノミーは、いろんなお仕事のアピールに使えそうです。
- 開業・開店に至るまでの過程
- 商品ができあがるまでの過程
- 作品ができあがるまでの過程
- お料理ができあがるまでの過程などなど
当のご本人たちにとっては、アピールの対象になっていなかったり、あたりまえの日常かもしれないけれど、それらが価値になる。というか、そこにこそ価値があるのではないでしょうか。
これは飛躍した考え方かもしれないけれど、
あの世にはお金も物も持っていけなくて、持っていけるのは、今世の体験と感動だとしたら、もしかしたら、手に入れるまでの努力や想い、感動、そこにこそ価値があるのかもなんて思ったりします。
風の時代と言われるようになり、個の大切さが声高に叫ばれるようになって、その意味を履き違えて暴走してはいけないけれど、
個、それぞれの価値を発信して、必要としてくれる人たちとつながっていくことは素晴らしいことではないでしょうか。
過程を魅せることで、それぞれの行動に秘める想いやこだわりが伝わり、そこに共感してくれる人たちとつながっていき、結果としてお客様になってもらうこともあるし、応援者、協力者が増えてくることもあるかも。
もっと言えば、人が癒されるまでの過程だってこのプロセスエコノミーと言えるのではと思いました。
例えば、カードセッションやリトリートなど。
もちろん魅せ方が大事ですが、職人さんだけでなく、いろいろなお仕事の人もアピールできそうです。
人を撮り始めて10年。
このプロセスエコノミーの概念を改めて意識して、その人の想いやこだわりをもっと伝えられるようにできたらと思います。