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2025-08-17

なぜ50代以降の女性を撮るのか?

一蓮托笑の参加モデルを50歳以上に限定していますが、なぜ50代以降?というのは、よくいただく質問です。

私自身が50歳を超えて
人生が大きく動き出した体験
がベースにありますが

働く女性を撮る14年間で
お客様の世代は40代以降の女性、
中でも特に50代以降の方が多いこと。

その方達の想いに
深い共感を感じてきたこと。

年齢を重ねることは
ネガティブに捉えがちだけど

私自身は、
50歳以降に本来の自分が
目覚めた感覚があり

密かに、孔子の
「50にして天命を知る」
を実感していたりします。

だからこそ
半世紀を生き抜いてきた
女性たちのこれからに光を当てたいとの願いが強いです。

そしてもうひとつ

一蓮托笑福岡会場での出来事が、その願いをいっそう強くしました。

福岡開催時の来場者は、
10代から80代と幅広かったものの、意外と若い女性が多かったのは驚きでした。

そこである女性の話をご紹介します。

年齢は多分30代くらい。
その時会場にいた私は、50人全員の写真とキャプションを、一人一人じっくり読み込んでいるある女性に気付きました。

キャプションは
一人300字と短いものの、

50人分となると
ちょっと時間がかかります。

50人目を読み終えるタイミングを待ち、私はそっとその女性に声をかけました。

「いかがでしたか?」

女性は驚いて私を見た後
ポツポツと感想を話し始めると同時に、突然涙をポロポロこぼしました。

家族がいなくて一人でいること。
仕事は頑張っていること。
有給をとり旅に出ていること。
今日はたまたま福岡市美術館に立ち寄ったこと。

私は、そっと彼女の背に触れながら黙って聴いた後、少し会話をし、最後に伝えました。

「よかったら今の気持ちを、メッセージボードに書いてみませんか?」と。

会場には、大きなボードを設置していました。

丸い付箋紙を用意し、
自由にコメントを書き自分で貼れる、そんな設をしていたのです。

女性は一瞬迷った表情をされたものの

「はい、書きます」

さっと書いてボードに貼り
笑顔で帰って行かれました。

ボードを見ると
「ただ生きる!それだけでもよし!」

と力強いメッセージが残っていました。

それを読んだ瞬間、思ったんです。

半世紀を生き抜いてきた女性たちの、飾らず、無理をしすぎず、それでも確かに生きてきた姿には、不思議な力があります。

展示された50人の誰かの生き様は、誰かの心に灯をともすことがあります。

女性に勇気を届けたい。

このシンプルなコンセプトの中に、若い女性たちに届くメッセージも含まれることを信じて、これからも一蓮托笑では50代以降の働く女性にフォーカスして参ります。

(通常の撮影では50代より若い世代の女性も撮影しています)

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