2020-10-13
服装と色で自分を魅せる・写真で損をしていませんか?
これまで撮影してきた職業・業種はこの方たちですが、同じ職業でも写真は人それぞれ。
- キャラクターを大事にした服装
- キャラクターを魅せる色使い
- 仕事がイメージできる演出
- キャラクターが伝わる表情
今日は、自分の魅せ方として大切なポイント4つの中の、「1、服装」「2、色使い」を、心理カウンセラーの女性の写真を元にお話します。
1、キャラクターを大事にした服装
この方は、絵本カウンセリングをされる心理カウンセラー・メンタルコーチ(この方のWEB情報は最後に)ということで、「絵本」を写真の中に入れる演出で撮影。
まず、服装を決める前に、この方に対して私が感じ取った印象を。
外見はかっこいいクールビューティ。中身はおおらかでさっぱりなのに、癒しの空気感をまとっていて、特に同性から好かれるであろう、なんとも言えない爽やかなオーラをお持ちでした。
その他、客観的にものごとを見る視点にも長けている方、と感じました。
上記を踏まえ、服装については、ご本人の希望を伺いつつ、そのキャラクターが好印象で伝わるものを一緒にご相談。
服装を決めるとき、外見がクールビューティ系で、カウンセラーというお仕事をされる方は、仕事の写真を撮るとき特に気を付けねばならないことがあります。
それは「冷たくとっつきにくい印象にならないようにすること」
写真から伝わる仕事へのマイナスイメージ
カウンセラーという仕事上、この方を必要としているお客様方は悩みや不安を抱えた方たち。これから出会うであろう、未来のそのお客様たちから見たときに、「綺麗でかっこいいけど冷たそうでとっつきにくそう」なカウンセラーには悩みを打ち明けたくない、近寄りたくない、怒られるかも、などと感じるのが心情ではないでしょうか。
いくら本当の中身は違っていても、服装や表情などのビジュアル情報が圧倒的に印象の大部分を占める写真という静止画を使う以上、こういったリスクはゼロではありません。
もしも、服装や色選びに気を配らない写真を使ってしまうと、第三者は勝手にその写真イメージが本人とイコールだと考えてしまうことがあります。
会ったこともないのに、よく知らないのに、「こんな人かも」「こんな人っぽい」って印象を勝手に抱いてしまうのです。
これは仕事をする人にとっては致命傷になりかねないどころか、それは本人の耳に直接入ることがほぼないままに、未来のお客様との出会うチャンスが失われていきます。
これはお互いの幸せにとって損失であるだけでなく、そもそも「こんな人かも」がマイナスの方向で伝わってしまったら、もったいなさすぎます。写真でマイナスイメージをもたれてしまっても、静止画では反論もできず、お客様からの問合せやアクセスの壁となってしまうでしょう。
クールビューティなのにあったかい
ちなみにクールビューティのこの方、服装はこの2パターンに決定しました。
外見と中身がちゃんと一致した、クールビューティなのにあったかい、そんなプロフィール写真。
1、白いブラウス+ローズピンクのワイドパンツ
服装は素材も大事。柔らかい上質な素材の白いブラウスに、綺麗色のワイドパンツ。
そして背景紙も大事。仕事の写真は、第三者(誰を幸せにしたいのか・ターゲットとも言いますね)からどう映るかが大事で、どこか一部分よりも、全体から受けるものなので、背景紙も大切です。
茶色の背景は、誰もがぴったり来るわけではありません。肌や服装の色とのバランスがあります。この方は、茶色の背景がよく似合ったからだけではなく、木や土・大地といった自然を感じさせる茶色が温もりや居心地の良さといった安心感を与えるものとして、カウンセラーというお仕事的にも好印象に伝わると判断しました。
座って撮ったのは、完全にインスピレーションと言いますか、その時その瞬間の感性で判断している部分が大きいので、なかなか説明が難しいのですが、、
あえて言うとすれば、座っていただくことで、カンセラー自身がより構えることなくリラックスした印象を伝えること、それが写真を見る人にも安心感を与えて素敵かなと感じて、座っていただきました。
椅子は、あえて木がわかる素材のものを使用、小さなことではありますが、彼女の内面のあったかさを表現することに一役買っているのではと感じます。
2、グレーのジャケット+黒のパンツ
グレーって、本当にいろいろありますよね。
このグレーは、明るめで白に近いグレー。
自己主張が強くなく、調和を感じさせる色でもあり、彼女の品の良さを伝えるにもぴったりの色でした。
撮るにあたり、どなたにも共通しているのは「美しさ」と「品」。これは私の中での絶対条件です。
ジャケットの素材・デザインはきっちりしすぎず柔らかめ素材。
プロフェッショナルとしての誇りを、主張しすぎずに主張。このあたりがかなり微妙なラインで、表情と手の仕草も含め、何カットも撮って撮って撮って、しっくり来るものが撮れたら撮影終了!です。
ちなみに、メイクに関しては、ライティングして撮ったときに、ベストな状態になるような撮影用ヘアメイク。
約1時間近くかけて丁寧&しっかりするのですが、それでも写ったときは限りなくナチュラル。ここはさすがプロの仕事。こだわりの職人仕事として、ヘアメイクに関してもとても喜ばれています。
最後に、絵本を手にして撮った演出について。
ご本人が選んで数冊お持ちいただいたものを、当日あれこれと相談しながら、色を考え決定したものです。
スタジオ撮影での服装と色、いかがでしたか?
クールビューティ系でカウンセラーをしている方に限らず、「とっつきにくそう」と言われたことがある方は、写真で損をしているかもしれません。それは本当にもったいないことです。
クールビューティ系でも別のお仕事だったら、全く違った服装・色を選びます。
それほど仕事の写真では服装や色は大切。写真の良いチカラを最大限に発揮して必要な人と出会いが生まれ、結果お互いの幸せにつながること、そこにお役に立てることが撮影者としての私の幸せです。
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*プロフィール写真は「心理メンタルカウンセリングルームELCUORE」代表、すがぬまさちこさん。